互助会とは?メリットとデメリット | ベテランスタッフが教える葬儀マニュアル6
こんにちは。
グランドメモリーズの鈴木です。
数年前から互助会の解約騒動が各地で起きているようです。
そもそも互助会とはどういうものなんでしょう?
そして入った方がいいのか悪いのか?
今入っている互助会を解約する事が出来るのか?
解約手数料はいくらとられるのか??
沢山の互助会に対する疑問が皆様にあるようです。
まずは互助会のメリット・デメリットと気をつけて欲しい事など
互助会の様々な事について書いておりますので皆様是非参考にしてください。
目次
互助会とは
互助会とは月々の掛け金を支払い、その積立金を冠婚葬祭の様々なサービスの一部に充てる事が出来るシステムです。
互助会金は葬儀や婚礼など費用のかかる行事に対して備えるための積み立てと言えます。
一般的に多いのは
月々数千円単位でを60~120回払いします。金額にすると20万〜80万円程度のコースです。
保険とは違い、もしもの時や必要になった場合に現金を支給されるのではなくサービスを受けられるというところです。
もちろん葬儀だけでなく、結婚式や七五三、成人式など節目の祝い事なども互助会システムがあることが多いです。
互助会のメリット
1.良いサービスを低価格で受けられる
互助会最大のメリットはやはり豪華な葬儀を相対的に観て低価格で行う事ができるという事。
互助会のに入ると、月々の掛け金から積立てた金額に応じて様々な内容のサービスを受ける事ができます。
その内容は互助会によって様々ですが、通常にお願いするサービスよりグレードの高いサービスつまり
積立金以上のサービスが受けられるようなサービス構成になっています。
(通常60万円のホール使用量を積立金30万円を完納している場合このホール使用サービスが受けられる等)
2.月々の支払額が安価
積立金は月々数千円程度でそれほど大きくありません。
しかも積み立て途中でも利用可、完納後も権利が保証されるようです。
互助会は設定されている金額を完納するまで60~120回程度に分割して支払うことになります。
(場合によっては数ヶ月で10万づつという事もあるようです。)
120回ですと10年かかります。
もちろん満額を支払う前に亡くなってしまう例もあります。
その場合、積立金との差額を支払うことでサービスが受けられるようです。
また、どこの互助会も完納後も権利は永久に保証されています。
3.保険とは違い掛け捨てではない
互助会は積立式の制度です。
解約の際には解約手数料が差し引かれてしまいますが、解約の際に積立金が戻ってきます。
解約手数料に関しては互助会によって異なります。
入会もしくは解約を検討する際は利用条件をしっかりと確認した上で臨んで下さい。
4.権利は家族で共有できる
互助会によりますが、家族一人が加入していればその家族全員が互助会のサービスを受けられるというところもあります。
こちらも利用条件をしっかり確認しておきましょう。
5.時代の流れ物価変動に強い
保険や共済などとは違い、積立金は役務(サービス)という形で充当されるので、物価が変動しても内容は変わらないと判断されます。
掛け金の値上げ等も事例はほとんどありません。
互助会のデメリット
1.提携する斎場に限られてしまう
互助会のサービスを受けられるのは提携する斎場を利用する事になります。
よって、火葬場までの移動が面倒なので火葬場の式場を利用したいという場合も出来ない事があります。
2.葬儀費用が全額賄える訳ではない
ここが互助会の信用できない部分でもあります。
互助会側の説明が不十分であったあまりに裁判沙汰になるケースも多々あります。
互助会の積立金で葬儀が全額賄えるなければ積み立てしている意味がありません。
会員側の勝手なイメージかも知れませんが基本的に葬儀費用全額を賄える互助会のプランというのが無いようです。
つまりいくら積み立てをしておいてももしもの時には必ず追加で費用がかかります。
3.互助会が倒産する可能性
ここ数年では互助会を解約したいと考える方も増えております。
会員数が減少すればホールの維持費やスタッフの確保など互助会の運営自体が危うくなってしまう場合が出てくるかもしれません。
4.解約は出来るがなかなか出来ない
積み立てをした後で
・火葬だけにしたい
・他の葬儀社に変更したい
・積み立てた金額よりも大幅に安価な葬儀をしたい
などの要望が出てくる事も当然あります。
親が子供の知らないうちに数年前から事前に互助会に積み立てをしていた
という事は多々あります。
もちろん子供からしてみれば全く知らない葬儀社にお願いしなければならないという事になります。
知り合いやネット上でもっと良い葬儀社を見つけたとします。
しかし互助会の解約方法がとても面倒な事が多いのです。
何故なら解約をさせないマニュアルが互助会側にはあるからです。
まとめ
以上が互助会のメリットでメリットでした。
一見メリットが多く積み立てをしておいた方がやはり良いのでは?
と思いがちですが、
・サービスのグレード本当に上なのかどうか?
・どうして積立金で葬儀費用全額を補えないのか?
・解約の際に多額の解約手数料が請求されるのはどうしてか?
・60万のホールって??何のお金なんでしょうか?
・どうしてこんなに解約しづらいのか?
などなど
疑問がとても多いシステムです。
否定する気はありませんがとても怪しい匂いがします。
近いところで互助会の解約は出来るのか?
解約手数料を安くする方法はあるのかなど
もっともっと互助会について突っ込んだ記事を書いてみようと思います。
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