お心付けは誰にお渡しするの? | ベテランスタッフが教える葬儀マニュアル8
グランドメモリーズの鈴木です。
をお手伝いしておりましてお客様から当日急に聞かれる事が多い
心付け(志)について今回は書いていきたいと思います。
心付けとは
心付けは葬儀や結婚式等にお手伝い頂いた方や
お仕事して頂いた方にお渡しするお気持ちです。
「お心付け」、「寸志」など様々な言い方をします。
お気持ちですのでもちろん強制ではありません。
「お世話になったな」
と思う方に皆さんそれぞれのお気持ちでお渡しするかどうかを決めてください。
しかしながらお渡しする事を考えた際にわからない事があります。
葬儀では様々な方がお手伝いをしてくれますがどのような方にお渡しすれば良いのでしょうか?
お渡しするタイミングも葬儀の喪主を初めて務める方には難しいところですし
そもそも金額は一律なのか?
相場は幾らくらいなのでしょうか??
心付けは誰に渡すの?
心付けはいったい誰に渡せば良いのでしょうか?
以下の方々にお渡しするのが一般的です。
・霊柩車運転手
・マイクロバス運転手
・休憩室での接待係
・火夫(収骨の時に説明頂く方です)
その他にもお手伝いをしてくださる方沢山いらっしゃいます。
・葬儀社担当
・司会者
・料理配膳人
など
通常あまりお渡しする事はありませんがはしませんが
お世話になったというお気持ちでご判断ください。
会葬者人数が多い場合や受付を一般、親戚、その他様々に分けなければいけない場合には
受付け係を関係各所に2、3名お願いしなければならない事があります。
その受付係の方にも会社関係の方、ご友人にお渡しする事も必要になってきます。
※気をつけて欲しい事として
休憩室の接待係の方や、火夫さんは東京都内の火葬場以外はほとんどが公営施設となります。
公営施設のの場合休憩室の接待係の方や、火夫さんは公務員さんと同じ立場ですので基本的に受け取りは禁止となっておりますのでお気をつけ下さい。
心付けの相場は?
一般的に心付けの相場は
2000円~5000円が相場です。
都内であれば火葬場は民間ですのでまずは
火夫さんに5000円
休憩室のは以前の方、霊柩車、マイクロバスの方には3000円といったところがベストでしょう。
その他の皆様に限っては皆様のお気持ちで決めて頂いてかまいません。
葬儀社の担当の方がとても親身になってくれて本当にいろいろな事を教えてくださり
手伝ってくださったなどの理由からお渡しする方が多いかと思われます。
それから受付係の方は対象者の部下の方やご友人、少し遠めのご親戚が多いですので
受付係の皆さんにもお渡しする事が多いです。
心付けはどう包む?
お心付けは他の方にあまり見られないようそっとお渡しするのがスマートですね。
袋は大層な袋を用意する事は無くポチ袋で十分です。
最近ではポチ袋よりも小さなかわいいデザインのものもありますね。
表書きは「志」や「心付け」と記入してもいいです。
※「寸志」は目上の人間が下に対する時の表現ですのでやめた方がいいです。
裏にお名前を書いておく事もお忘れなく。
〇〇家
で結構です。
心付けを渡すタイミングは?
心付けをお渡しする方や相場も大事ですが、タイミングはもっと大事です。
これは地域によって葬儀の流れがバラバラですのでお願いする葬儀の担当者さんに聞くのが一番早いです。
都内で言いますと以下のようになります。
霊柩車の運転手さん
基本的に搬送頂き、火葬場で出棺して頂いた時になります。
火葬場の式場を利用する場合にはもっと先のお話になりますのでお客様とは顔を会わさない可能性もありますので葬儀社との相談になります。
マイクロバスの運転手
収骨を終えて全員が式場に帰ってきた時点
お茶出しの係の方
お茶出しの係の方にはご火葬終了後、収骨のアナウンスが流る前にお支払いがありますのでその時点でお渡しになります。
火夫さん
ご収骨が終了し、お骨のご説明を一通りして頂き、すべてお骨を容器に納めて頂いた後、
風呂敷などに包みお骨を受け取ります。
その受け取った直後にお渡しします。
まとめ
最初にも書きましたがこれは強制ではありません。
最近ではお渡ししない方もたくさん居るようで
それはそれでちょっと寂しいですね。
仏事に限らず正しいマナーや風習をもっと大切にする世の中になるよう
もっともっと皆様に葬儀のマナーをお伝えできればと思います。
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